「京都へ引っ越しをして看護師として働くことを検討している」「京都で看護師として働くことがすでに決まっている」といった場合、看護師免許の変更手続きについて事前に理解しておきたいところです。変更手続きには時間がかかるため、早めに取りかかる必要があります。また、京都の魅力について情報を得ることで、京都での看護師生活を迷いなくスタートできるでしょう。
今回は、京都で看護師生活を送るメリットや看護師免許の変更手続き、京都への引っ越しでよくある質問などを紹介します。これから京都で暮らすことを考えている人は、ぜひ参考にしてください。
まずは、看護師が京都に引っ越すメリット5つを紹介します。
・田舎と都会どちらの良い面も持っている
・古都ならではの歴史や景観の中で充実した生活が送れる
・多様な食文化を楽しめる
・地域とのつながりを持ちやすい
・手厚い子育て支援がある
京都への移住を検討している人や、京都での生活に不安を感じている人は、ぜひ京都の魅力をチェックしてください。
京都は森林率が約74%と、豊かな自然を感じられ、四季折々の山や海が楽しめる街です。一方で、都会の面も持ち合わせています。電車やバスのネットワークが整い、JR線で約30分と大阪までのアクセスも良好です。スーパーマーケットやデパートも各地にあり、古書店や喫茶店、骨董市、ライブハウスやアートギャラリーなど京都ならではの娯楽も充実しています。
田舎と都会の側面を併せ持っていることから、自然や都会的な娯楽の両方を楽しみつつも、生活しやすい環境は京都の大きな魅力です。
1200年の歴史を誇る伝統や文化、古都ならではの景観を感じられるのは京都にしかない魅力といえるでしょう。京都では風情ある街並みを保つための景観条例が敷かれ、彩度の高い色合いの看板は規制対象になるなど、至るところで景観を維持するための工夫がなされています。
さらに、四季の移り変わりに合わせ、数えきれないほどの伝統行事が開催されるのも特徴的。春は京都三大祭の1つである「葵祭」や「都をどり」、夏は「祇園祭」や「五山の送り火」、秋は名所で紅葉が楽しめ、「時代祭」も開催されます。冬の間も、三十三間堂の「通し矢」など伝統行事が続きます。
看護師の休みの日には、年間を通して京都ならではのイベントを楽しめるでしょう。
京都には、京料理やおばんざいなど日本を代表する食文化があります。京料理やおばんざいは、食材や味付け、香り、盛り付けに工夫を凝らした高い料理技術から質の高い器やしつらえなど見た目の美しさ、接客や作法のおもてなしにまでこだわり抜いた和食です。ただ美味しいだけでなく、味わいにコクと深みがあり、食べる楽しさや知性ある喜びを存分に感じられる料理といえます。
また、京都は、パン屋やイタリア料理店、ラーメン店などの美味しいお店が数多く立ち並び、グルメの街としても有名。意外にもパン消費量日本一を誇り、イタリア料理店の店舗数の多さで国内第4位に入るなど和食以外の食文化も充実。京都へ引っ越したら、今出川通りのパンストリートを楽しんだり、京都の中心街でイタリア料理を食べたり、グルメを堪能するのもおすすめです。
比較的地域の行事や近所付き合いが多く、地域とつながりを持って生活できるのが京都の町。町内会や自治体によって行われる「地蔵盆」は、盆踊りやお菓子配り、福引などの催しがされる京都特有の夏の伝統行事です。大人から子供まで多くの人が参加し、地域住民の交流の場として毎年賑わいを見せています。
また、自治体や町内会ではボランティア活動も盛んに行われ、清掃活動や防災、防犯への取り組み、学区の運動会など地域コミュニティが活発なのも特徴的。地域住民とコミュニケーションを図る機会も多いため、ファミリーや単身で引っ越してきても、孤立することなく、助け合いながら生活できるでしょう。
京都市では7年連続待機児童ゼロを達成しています。他にも子育て支援のワンストップ窓口である「子育て支援コンシェルジュ」の設置や保護者の就労形態や児童の状況に合わせた幅広い保育サービスの提供、小中一貫教育の推進など「子育てしたくなるまち」づくりに向けて地域や行政全体で取り組んでいます。
また、京都大学や同志社大学、立命館大学、京都芸術大学、京都産業大学など京都府にはさまざまな分野の大学が数多く点在。京都に住むことで、子どもの将来の選択肢も広がりやすくなるといえます。
看護師として働きながら安心できる子育て環境が整っており、ファミリー層にも人気が高い町です。
京都への引っ越しで気になるのが、看護師免許の変更手続きです。「住所の変更届は必要?」「書類はいつまでに提出すればよい?」など分からないことも多いでしょう。
ここからは、京都への引っ越し後に看護師の免許の変更が必要なケースや書類の提出先、期限、必要な持ち物など、看護師免許の変更手続きについて詳しく見ていきましょう。
京都に引っ越し後、看護師免許の変更が必要になるのは、以下のようなケースです。
<看護師免許の変更が必要なケース>
一方で、看護師免許の更新が不要になるのは、主に以下のケースです。
<看護師免許の変更が不要なケース>
京都に引越ししたからといって、必ず看護師免許の変更手続きが必要になるわけではない、という点は覚えておきたいところ。一方で、看護師免許の変更が必要となるケースでは迅速な手続きが必要となるため、次項以降の情報を必ずチェックしておきましょう。
京都での看護師免許変更手続きの申請先は、勤務地が京都市内か市外かで異なります。
看護師免許変更手続きの申請先
看護師免許変更手続きの期日:本籍地、氏名変更後30日以内
変更期日は、本籍地・氏名変更後から30日以内と決められているため、期限内に申請できるよう余裕を持った申請が必要です。
京都府庁での受付時間は、平日 9:00~17:00(12:00~13:00を除く)です。保健所の場合は、それぞれ異なるものの平日 8:30~17:15までとなっていることがほとんど。京都府の保健所の詳細については、下記の厚生労働省のHPで確認が可能です。
続いては、京都で看護師免許の変更手続きをするときに必要な持ち物を確認しましょう。
看護師免許を変更するための申請書は、厚生労働省のHPからダウンロードが可能です。戸籍謄本や戸籍妙本は、発行日から6ヶ月以内のものを、1職種の申請につき1通用意しなければなりません。
免許証交付後の受け取りの際には、はがき・印鑑・公的証明書・免許証(B4サイズ)が入る入れ物の持参が必要です。シャチハタの使用は原則禁止となっています。
記入漏れのないよう内容をしっかりと確認し、必要な持ち物を用意して期日までに申請を行うようにしましょう。
最後は、看護師が京都への引っ越しする際によくある質問をまとめてお答えします。困ったときは、ぜひ参考にしてください。
A.「遅延理由書」を管轄の保健所に早めに提出しましょう。
遅延理由書は看護師免許変更申請書の裏面にあり、申請書と同じく厚生労働省のHPからダウンロードが可能です。変更手続きができる状態になったら、速やかに変更手続きの書類を提出します。勤務先には期日が間に合わない旨と、その理由を早めに伝えましょう。
A.京都に勤務先がある場合や京都に住所がある場合の准看護師の申請変更は、関西広域連合で手続きを行います。
提出期限は、看護師と同じく本籍地・氏名変更後から30日以内です。手数料は免許の新規申請時に手続きをした都道府県(免許の発行者)が、「関東広域連合長」または「京都府・大阪府・滋賀県・兵庫県・和歌山県・徳島県の府県知事」である場合、いずれも3,400円です。それ以外の場合は、各都道府県によって手数料が異なります。詳しくは、関東広域連合のHPを確認し、必要に応じて管轄の都道府県に問い合わせを行いましょう。
A.勤務先への相談が必要です。
勤務先によっては、旧看護師免許証のコピーや更新の申請証明書、登録済証明書、免許証交付通知などの提出を求められるケースもあります。勤務開始までに間に合わないときは勤務先の病院などへ早めに連絡し、勤務先の判断に応じた対応を行うのがよいでしょう。
A.自治体に相談、または看護師専門のエージェントに相談しましょう。
自治体の相談窓口には、ハローワークや京都府ナースセンターがあります。ハローワークや京都府ナースセンターは、看護師の職業紹介や就業相談、再就職支援研修を行うなどのサポートが無料で受けられます。
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看護師の転職を行い、 は、計画的に進めることが大切です。転職エージェントなどを利用しながら希望の就職先を探すのはもちろんのこと、看護師免許更新の期間も考慮しなければなりません。特に更新にかかる期間は4ヶ月程度と長いため、期間を見据えた準備が必要です。
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更新の準備などをしっかりと行い、魅力あふれる京都で看護師として新生活をスタートさせてみてはいかがでしょうか?